口臭の最大の問題点は、「自分で気づけないこと」
家族に、「お母さん、口くさい」とよく言われます。
でも、自分に口臭があるという自覚はありません。
これまでずっと、自分のにおいを感じたことはありません。
家族に「くさい」と言われることでしか、気づくことができません。
「指摘されないとわからない」においの問題
私の場合、最初に言われたのは、学生時に付き合い始めた彼氏(現在夫)からの指摘でした。
しかし、自分では感じないため、「大袈裟な~」くらいに思って何も対策をしていませんでした。
次に言われたのが、子どもからでした。
子どもと接する仕事をしていたのですが、「先生、お口汚いから…」と言われました。
その時も、「なんだろ?」と思っただけで、自分の口臭について考えることはありませんでした。
なぜなら、自分で口臭を感じたことがなかったからです。
今は、夫と我が子から、時折「口くさい」と言われ、「え?そうなの」と思うのですが、そんな時でもやはり自分ではわかりません。
他人の口臭はわかる
不思議だと思うのは、自分の口臭は感じなくても、他人の口臭を感じることができることです。
においの成分が違うということなのか、よくわかりませんが、
同じ「口臭」でも、他人の口臭は感じることができます。
市販のブレスチェッカーについて
自分の口臭をチェックする方法として、「ブレスチェッカー」がたくさん市販されています。
しかし、精度についてはかなり疑念を持たざるをえません。
「mybest」という商品比較のブログにて、ある臭気判定士が市販のブレスチェッカーについてコメントしていましたが、
「ニオイ全般に反応する商品はあるものの、
不快口臭にのみ反応する商品はありませんでした」
とのこと。
歯みがき直後にブレスチェッカーに息を吹きかけると、歯みがき粉のにおい成分に反応してしまう、というのは有名な話かもしれません。
におい成分は揮発性が高いので、簡易的な機械での検知というのは大変難しいものだそうです。
口臭は自分で気づけないことが、最大の問題点
自分の経験上、「自分で気づくことができない」というのが、口臭の最大の問題点だと考えています。
対策ができない
自分で気づけなければ、自分の口臭のせいで相手に不快な思いをさせていることがわかりません。
自覚がなければ、対策しようと思いません。
対策の効果がわからない
たとえ指摘されたことで口臭に気づけても、対策を講じたところで、その効果が出ているのかどうか自分で判断することができないのです。
不安感だけが増大
自分でわからないけれど、自分の口がくさいかもしれない…という不安だけが増大し、対人コミュニケーションに影響します。
本当に、つらいことなのです。

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